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「鬼滅の刃」疫病考察 鬼のモチーフは伝染病?鬼殺隊・お館様・鬼の設定背景を読み解く

2021年6月30日

「鬼滅の刃」疫病考察 鬼のモチーフは伝染病

週刊ジャンプでの連載が昨年最終回を迎え、コミック累計発行部数は1億5000万部を突破した鬼滅の刃。ストーリーの魅力も然る事ながら、炭治郎、禰豆子をはじめとする登場キャラクターの人気ぶりは未だ衰える事を知らないですよね。

無惨をはじめとする十二鬼月達もまた根強いファンがたくさんいるのです。そこで今回は、上弦の鬼を徹底リサーチしていこうと思います!

名前の由来となったのはある疾病と関係が?時代背景や、それぞれのキャラクターの謎に迫ります。

「鬼滅の刃」上弦の鬼モチーフは大正時代に流行した伝染病!?

その強さはなんと、柱3人分の強さに匹敵するという上弦の鬼達。独特な響きのその名前には、疾病が関わっているのでは?と言われています。それでは詳しく見ていきましょう!

上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)

上弦の壱・黒死牟

十二鬼月の中で最も位が高く、数百年に渡って上弦の壱の座に君臨しつづけている、最強の鬼。同じ上弦の鬼でもその差は歴然であると言われています。

顔に目が六つあり、武士のような出で立ちをしています。月の呼吸の使い手であり、日の呼吸の使い手である炭治郎と深い関係が…

『黒死牟』という名前の由来と言われているのが「黒死病(ペスト)」という明治から大正にかけて人々を苦しめていた病気です。

名前も"こくしびょう"と類似していますし、致死率も高い恐ろしい病気であることから、誰も太刀打ちできない最強の鬼という点でそちらも由来なのかな?と思われます。

なんと言っても上弦の壱。その強さは次元を越えていて、玄弥、そして無一郎、行冥、実弥の柱3人がかりで格闘するも戦いは難航します。いよいよ追い詰められ姿を変えるのですが、剣に写る自分の姿を見てショックのあまり死んでしまいます。

上弦の弐・童麿(どうま)

上弦の弐・童麿(どうま)

新興宗教「万世極楽教」の教祖であり、元上弦の陸。華麗に出世し、上弦の弐の座を手に入れた黒死牟に次ぐ最恐の鬼。穏やかで明るくいつもひょうひょうとしているが、その裏では恐ろしいほどの無気質、平気で残虐なことをする、まさにサイコパス。

無意識に人の神経を逆撫でする言動が目立つため、無惨はじめ、周りの鬼達からも嫌われている悲しい現実もあります。そんな童麿の由来と言われている疾病が「結核」です。彼は氷を操り、技を繰り出す血鬼術の持ち主。

血を凍らせ、霧のように相手に撒き散らし、それを吸い込んだ人間の肺に付着し壊死させてしまうという点から、肺の恐ろしい病気である結核を連想することができます。

姉、カナエを童麿に殺された過去を持つ蟲柱しのぶが自らの体内に忍ばせていた藤の花の毒で童麿に致命傷を食らわせますがそれと引き換えにしのぶは死んでしまいます。
駆けつけたカナヲと伊之助が止めを差し、童麿は死亡。

その際に使った技によってカナヲは、片目を失明してしまいます。結核の治療薬の副作用に失明の恐れがあった事からそこもリンクしているのではと言われています。

上弦の参・猗窩座(あかざ)

上弦の参・猗窩座

武術で戦わせたら右に出るものはいない。400年以上、上弦の鬼の座に居続けている。

無惨から特別な任務を任されており、たびたび無惨のもとを訪れています。"強さ"に異常なまでの執着を持っており、強いものは的であろうと褒め称え、鬼にならないかと勧誘するほどです。

再生能力が非常に長けていて、深くひどい傷も一瞬で治すことができるのもまた彼の強さの秘密と言えます。

猗窩座の名前の由来となった疾病は「麻疹(はしか)」ではないかと言われています。別名「赤斑瘡(あかもがさ)」と呼ぶためそこからきているという説と、「コレラ」漢字名称は「虎列刺(コロリ)

コロりと死んでしまうことや、その名の通り虎のような動き、刺青の模様からコレラをモデルのにしたのではないかとも言われています。

無限列車編にて、煉獄さんと激しい戦いを繰り広げその強烈な印象を残していった猗窩座。そんな猗窩座もまた無限城にて炭治郎、駆けつけた義勇の手によって後1歩の所で、炭治郎の言葉によって
過去を思いだし、自爆します。

上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)

上弦の肆・半天狗

本当に上弦の鬼?と思うその風貌と、臆病な性格の持ち主、上弦の肆・半天狗。危機を感じると、分裂し感情に関連した複数の鬼を出すことができます。本体は戦わず分身たちがそれぞれの能力で戦います。

それが彼の血鬼術です。また気配を消す能力に非常に長けているため、鼻のきく炭治郎でさえしの気配に気付けなかったほどです。

半天狗の名前の由来と言われているのは、「ハンセン病」です。らい菌というウイルスに感染することで、手足の末梢神経に痺れが起こり麻痺することから、強力な電気を流し、的を攻撃する技を持つ事からハンセン病ではないかと言われています。

刀鍛冶の里にて、炭治郎、蜜璃、禰豆子、玄弥によって殺されています。

上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)

上弦の伍・玉壺

異常なまでの歪んだ芸術愛にとらわれた壺と一体化した鬼。空間認知能力に長けており、その情報収集力はまさに圧巻。

現に"刀鍛冶の里"の場所を突き止め、半天狗とともに襲来しています。うにょうにょと動くその蛇のような独特な風貌と、水獄鉢というどろどろの水を使った血鬼術で戦うことから、原虫や、水を介して感染するという「アメーバ赤痢」が由来ではないかと言われています。

こちらも刀鍛冶の里にて、覚醒した霞柱・時任無一郎に殺されています。

上弦の陸・妓太郎 堕姫

上弦の陸・妓太郎 堕姫

兄妹であり二人でひとつ。どちらかの首が斬られても死なない難的である。

妹・墜姫は、帯を刃物のように使ったり、帯の中に人間を封印する血鬼術を持ち、兄・妓太郎は、二つの鎌を巧みに操り、柱をも殺す毒の使い手でもあります。上弦の陸のモデルとなっているのは「梅毒」

墜姫が遊郭に長く潜伏しているということ。人間であった時の名前が梅だったことに由来しているのではないかと言われています。

二人同時に頸を切られないと死なないという強敵でしたが、炭治郎、善逸、伊之助の3人によって殺されています。

疾病から由来されているという設が存在していたなんて驚きですよね!すべて納得のいくものばかりで鳥肌が止まりませんでした。

「鬼滅の刃」鬼殺隊モチーフは十二支!?

続いては、十二支がモチーフなのでは?と言われている鬼殺隊についても詳しく調べていきたいと思います。

子 (ねずみ)


竈門 禰豆子

禰豆子のモチーフとなったのは、子年ではないかと言われています。ねずみ…ねずこ…名前からして確定な模様。

丑 (うし)


水柱・富岡 義勇
水柱・富岡 義勇
水の呼吸の使い手、義勇さんは丑年がモチーフでないかと言われています。

ぎゆう…ぎゅう…牛…説もありますが、十二支の陰陽五行説では、丑は土気、または水気に属しており、月は2月と記載があることから、水柱という事と義勇さんの誕生月が2月であることも関連があるかもしれません。

寅 (とら)


炎柱・煉獄 杏寿郎
炎柱・煉獄 杏寿郎
寅を彷彿とさせる目付き、顔立ち、派手な髪色などまさに煉獄さんのモチーフは寅と言われると納得ですよね!無限列車編で熱い戦いを繰り広げた猗窩座
も寅のような模様と動きがある事からこれは偶然なのか…?

卯 (うさぎ)


蟲柱・胡蝶 しのぶ
蟲柱・胡蝶 しのぶ
その軽やかな動き、華奢な体、可憐で儚いしのぶさんはまさに卯ですね。作中、善逸が「顔だけで飯食っていけそう。」と言う通りその可愛さも関連しているのでしょうか?しのぶさんも寂しがり屋なのかな?気になります。

辰 (たつ)


霞柱・時任 無一郎
霞柱・時任 無一郎
辰年がモチーフなのではないかと言われている無一郎。

龍のごとく渦を巻き、素早く斬りこむ技や、漆の型、朧など龍の漢字が入っているところも由来のようです。

辰年の特徴として、"マイペースで我が道をいく掴み所のない人"と記載が。まさに無一郎の性格そのものですね。

巳 (へび)


蛇柱・伊黒 小巴内
蛇柱・伊黒 小巴内
蛇柱の伊黒さんのモチーフが巳年なのは誰もが納得ですよね!

性格も調べてみたところ、"巳年の人は自分の内面を知られることを恐れる傾向があるため、感情を抑えて冷静な行動を取り、本音を隠す"とこちらも記載が…伊黒さんの特徴にぴったりですね。

午(うま)


岩柱・悲鳴嶼 行冥
岩柱・悲鳴嶼 行冥
確証を得る情報が存在しなかった為、完全に筆者の考察ですが、まさに馬のようにたくましく引き締まった肉体に、何馬力あるのだろう?

という力の持ち主という事で行冥さんは午ではないかと予測して見ました。

未(ひつじ)


恋柱・甘露寺 蜜璃
恋柱・甘露寺 蜜璃
こちらも完全考察ですが、そのボリュームのあるヘアスタイルに、豊満なボディ。

人を虜にさせる笑顔から溢れる笑顔がたまらない蜜璃さま。仮に蜜璃ちゃんが未年生まれだとして性格や特徴を調べてみました。

“思いやりに溢れた優しい性格で、相手を包み込むようなふんわりとした空気の持ち主”とな・・・蜜璃ちゃんそのものじゃないか!と興奮してしまいました。

申 (さる)


風柱・不死川 実弥
風柱・不死川 実弥
そのビジュアル、耳の形や髪型、大胆で動物的な戦い方はまさに猿のよう。

鬼だけでなく、自身に向かってくる人間にも戦闘態勢むき出しなところも納得できるポイントであります。

実弥が使う風の呼吸から派生されたのが、伊之助の使う獣の呼吸というところも野生の動物を連想させますね。

酉 (とり)


音柱・宇随 天元

音柱・宇随 天元

こちらも確証がない為完全考察ですが、鶏は「とりこむ」という言葉に繋がる事から商売繁盛や、縁起が良いとされている事から、天元は自らの事を「祭りの神様」と公言している点で縁起が良いという事とリンクしますし、何と言っても奥様が3人もいらっしゃる天元様。

整ったお顔、完璧なスーパーボディ、ド派手で豪快な戦闘スタイルに虜になる女性は多いですよね。虜だけに女性を「とりこむ」のがお上手なのでは・・・?左目の赤い模様も鶏を連想できるような気がします。

戌 (いぬ)


我妻 善逸
我妻 善逸
こちらも考察ですが、その懐っこい性格、ご主人様~!と言わんばかりに炭治郎を慕う姿や、“かまぼこ隊”が出会った鼓の屋敷で禰豆子が入った木箱を何をされても動くことなく、健気に忠実に守り抜き炭治郎を待つ所も忠犬ハチ公を連想できなくもない。

かわいい女性を見つけるとしっぽを振ってついていく辺りも・・・実に・・・犬っぽい・・・かわいい・・・

亥 (いのしし)


嘴平 伊之助
嘴平 伊之助
言わずもがな、このお方で間違いないでしょう。皆様。確信を得る情報はなく、筆者の考察部分が多くなってしまいましたが、皆さんでしたら誰を連想しますか?お友達と一緒に考えたり、独自の考察で楽しむのも作品を楽しむ要素になりますよね。

「鬼滅の刃」お館様モチーフは天照大神!?

上記でご紹介した十二支の中にいなかった炭治郎の行方も気になる所ですが、そもそもそんな鬼殺隊をまとめ上げ、尊敬され崇められる「お館様」にもモチーフとされるものは存在するのでしょうか?検証していきましょう!

お館様
強烈な個性を放つ”くせもの揃い”なこのメンバーをまとめるのは一筋縄ではいかなそうですよね。
柱合裁判で炭治郎を本気で怒らせ無礼だと思われた実弥の、お館さま登場時の忠誠を尽くすその姿に炭治郎も驚いていました。一体どんな人物なのか紐解いていきましょう。

産屋敷 輝哉(うぶやしき かがや)

千年に渡り鬼殺隊を統率している一族、産屋敷家の当主。無惨も元々は産屋敷一族の人間でしたが、鬼になってしまった為に産屋敷家は呪われてしまい、一族の子供は病弱で短命となってしまいました。

その為、輝哉自身も病気を患っており、顔半分が変色しケロイド状のようになっていてその所作から盲目のようです。

そんなお館様のモチーフとなっているのが、「天照大神(アマテラスオオミカミ)」ではないかと言われています。

天照大神

天照大神

古事記や日本神話でご存知の方も多いですよね。

アマテラスオオミカミは、イザナギの左目から生まれた太陽神、日神です。他の神々の中でも最高位の神であり、天皇の祖神であります。

太陽が光を取り込み、全てのものを包み込むという事からあらゆる願い事に光を与え届けるとして「所願成就」のご利益があるそうです。

女性と言われていますが、お館様のその中世的な雰囲気や髪形、また日神であるという事から日光を弱点とする鬼を滅殺する組織の当主である点で繋がるものがあります。そして、その独特な声については作中にこんな記載が。

“「1/f揺らぎ」という話す相手を心地よくさせる効果があり、カリスマ性があって大衆を動かす力を持つものはこの能力が備わっている場合がある”そうです。

炭治郎が初めてお館様の声を聞いた時、「ふわふわする」と言っていた場面がありましたよね。さらに声だけでなく先見の明の能力も持っていたという事からまさに神の領域と言えます。

また漢字表記の天照大神の天照らすは「天にあって、照り輝く大神」という意味である事からお館様の名前である「輝哉」や、後継ぎである「輝利哉」にそれぞれ「輝」の文字が入っているという事、妻の「あまね」の意味も「輝く」である為、こちらもリンクしますよね。

作中、炭治郎や柱のメンバー達に指令や伝達をする際、鎹鴉(カスガイガラス)を遣いに出している点でも、アマテラスオオミカミが神武天皇の東征の際、山中に入る場所を導く為、「八咫烏(やたがらす)」を遣いに出した事に由来していると思われます。

八咫烏(やたがらす)

八咫烏(やたがらす)

鬼殺隊員一人ひとりを大切にし、愛情を惜しみなく注ぐお館様こそ、苦しく厳しい任務をこなし鍛錬を重ねて生き抜く鬼殺隊にとっての“光”であった事でしょう。

「鬼滅の刃」鬼とは一体何なのか?

鬼と言えば角が生えていて赤かったり青かったり、日本童話にも登場する恐い妖怪なのか何なのか言わば正体不明の生き物を連想しますよね。

節分の日に豆を撒くという風習は『新しい季節の始まりに豆をまくことで邪気を払い、悪いものを落として幸運を呼び込む』という意味合いがあるそうです。目では見えない不安や恐怖、災いを「鬼」と呼んでいたのかもしれません。

「鬼は隠れて身を現さない“隠”の字のなまり」と言われていたそうです。

本作品での鬼とは、炭治郎達が生きる大正時代、数々の人を苦しめ震撼させた恐ろしい疾病を表していたのですね。

まとめ

鬼(病気)は倒しても倒しても増えて、どんなに鍛錬を重ねて勇敢に立ち向かおうとも太刀打ちできない鬼もいる。奇しくも現代、世界に不安や悲しみの渦を巻き起こしているコロナウイルスと重なりますね。

鬼に恐れながらも戦い、打ちのめされそうになっても諦めず鬼のいない平和な世界を求めて戦い続ける主人公達。

彼らの勇姿もまた時代を超えてコロナと戦う人々にとっての希望の光となっているのだと思います。

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