子育て

ピタゴラスイッチとはなにか 意味や番組コンテンツなど

2021年4月29日

「ピタゴラスイッチ」はNHKで放送されている4~6歳児を対象とした番組です。何気ない日常に隠れている不思議な構造や面白い考え方を紹介することで、いろいろな事象や仕掛けを通して「考え方」を育成するというのがテーマです。

私たちがふだん暮らしている中には、不思議な構造や面白い考え方、法則が隠れています。この番組では、人形劇やアニメ、うた、体操、装置などの多彩なコーナーで、“子どもにとっての「なるほど!」”を取り上げ、子どもたちの「考え方」が育つことをねらっています。楽しい歌やアニメが中心なので、4歳以下の小さい子どもでも楽しめます。

また、「考え方」を育てる番組なので「なるほど!」と気づかされる部分も多く、大人でも十分に楽しめる番組となっています。今回はそんな幅広い年代から人気のピタゴラスイッチとはなにかを紹介したいと思います。

ピタゴラスイッチってどんな番組?


ピタゴラスイッチは基本的に、番組前半部では人形劇「きょうのトピック」または「地下ゴラスイッチ」、後半部では「ピタゴラ装置」やその他のコーナーを数本放送する構成となっています。通常の番組の他に15分バージョンの再放送、ミニコーナーや歌のコーナーを5分に再編集した「ピタゴラスイッチ・ミニ」というのもありましたが、2021年度より、15分版とピタゴラスイッチミニがそれぞれ廃止され、10分に統一されことになりました。

番組の監修は佐藤雅彦さんと内野真澄さんで、この2人を含む6人のメンバーからなるクリエイティブ・グループの「ユーフラテス」がコーナーの企画・制作に携わっています。また、番組では佐藤雅彦さんが過去に制作した作品や、慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の学生がワークショップで作った作品が採用されています。

2003年に、「第25回 みかたをかえてみる」が第30回日本賞「子ども番組の部」で最優秀賞、ミュンヘンで開催された「プリ・ジュネス2004」では「6歳までのノンフィクション部門」で最優秀賞を受賞しています。また2018年には、「プリ・ジュネス2018」で「ビーだま・ビーすけの大冒険スペシャル! ~黒玉軍に気をつけろ~」が「6歳までのフィクション部門」最優秀賞を受賞しています。

ピタゴラスイッチってどんな意味?

ところでこの「ピタゴラスイッチ」という番組名ですが、一体どんな意味があるのでしょうか。

この番組では世界の現象・ピタゴラスの定理・原理や仕組みを装置やスイッチを使って楽しく紹介しまう。ここから、「ピタゴラ」と「スイッチ」を合わせて「ピタゴラスイッチ」というタイトルがつけられたようです。

ちなみに、番組前半部で放送される人形劇の登場人物の名前は ピタ、ゴラ、スー、イッチ(百科おじさんの昔のあだ名)で、これは番組タイトルの「ピタゴラスイッチ」に因んでいるんです!百科おじさんが番組で歌う「わしがイッチの唄」で紹介されていて、普段意識せずに口にしているタイトルにこんな由来があったんだ!と聴いたときは驚きました。

ピタゴラスイッチの番組コンテンツはどんなものがあるの?

なんといっても代表的なコーナーはやっぱり「ピタゴラ装置」です。番組のオープニング・エンディング・番組途中に放送される番組を象徴するコーナーの一つで、からくり装置を利用して番組タイトルを完成させるものです。この装置は、紙コップや定規やクリップなど身の回りのもので組み立てられていて、非常に複雑な仕掛けがなされており、最初のきっかけを人力で与えたあとはすべての動きがドミノ倒しのように連鎖的に引き起こされるようになっています。装置の最後まで到達すると、番組タイトルの「ピタゴラスイッチ」が表示されるようになっています。

特にこのピタゴラ装置がストーリー仕立てになっている「ビーだま兄弟の大冒険」は大人でも見ていてドキドキします。

「ウソだと思うなら、やってみな。」では普段の生活に隠れているさまざまな不思議な構造、おもしろい考え方を実験という形で紹介。実験といっても堅苦しいものではなく、こちらもストーリー仕立てで歌にのせた短いコーナーなので楽しんでみることができます。また、家庭にあるもので簡単に試すことができるので、番組を見たあと実際にやってみることができるのも魅力の一つです。

他にもここでは紹介しきれないほど、たくさんの魅力的なコーナーや歌があります。

ピタゴラスイッチってどんな反応があるの?

その巧妙さやアイデアから子どもにも大人にも大人気のピタゴラスイッチ。番組の真似をして実際にピタゴラ装置を作ってみたり、親子で楽しんでいる方がたくさんいるようですね。

Twitter

「今日も風邪ひき兄弟とひたすらピタゴラスイッチの録画を見る1日になりそうです。新しい生物のマッチバコヌスとブラシノドンに親子でハマってる。共感してくれる人いるかな。」

「うちも、親子で『ピタゴラスイッチ』大好きです。短い時間で完結するので時間無い中でも、少しの時間潰しにもちょうど良いところが魅力。」

「最近手持ちのおもちゃでピタゴラスイッチを作るのがマイブームの息子さん。最終的に奥のペン立てにボールが入ったらピタゴラスイッチ!らしい。このままじゃ多分アレだけど手前のコップの部分とか意図を確認、改良したらイケそう。親子でピタゴラスイッチ共作すんのとか楽しそうだなー」

「Eテレの「ピタゴラスイッチ」親子で大好きな番組。特に、ピタゴラ装置が好きで息子はよくティッシュ箱やプラレールのレールを組み合わせて、独自のピタゴラ装置を作ってます。」

「Eテレって、思い切った内容で攻めていることがおおいんだけどねえ。視聴率やスポンサーを気にしないからこそ出来ること。2355は毎夜の習慣になってる。シャキーンやピタゴラスイッチは子ども番組だけにしとくのはもったいない。」

まとめ

普段は考えないようなことに注目するきっかけをくれたり、考えさせたりしてくれる子どもの教育にぴったりの番組です。ピタゴラスイッチのコーナーで流れる音楽は面白く、耳に残る歌詞やメロディーのものが多いので、自分でも気づかないうちにふと口ずさんでしまうほどです。何気なく流していただけなのに、気づいたら子どもと一緒に見入ってしまうこともよくあります。しかも楽しいだけでなく、知育にもなるのがこの番組の良いところですね。これからも子どもたちと一緒に楽しく見たいと思います。

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