まだまだ続くおうち時間の影響で、スマホやゲーム、アイパッドの視聴頻度が増えているご家庭も多いのではないでしょうか?
3歳になる息子は、スマホが大好き!大好きなアニメや、ユーチューブなどいつも見たがります。
ポンっと渡したら、たちまちご機嫌になり、おとなしくじっとする事ができてしまう。まさに魔法のアイテム。
家事の間や、リモートワークの間などにも、『これ見てて!』と渡してしまう事もしばしば……誰の話かって、わたくしの話でございます……だってとっても便利。
そう。便利なのですが、近年、スマホによる影響が取り上げられており、その危険性が懸念されています。視力の低下や、斜視など、聞き捨てならないワードで溢れているのです。
キッズメガネにも、ブルーライト加工が当たり前になっているほど、スマホから受ける影響は大きな問題になっています。
スマホを見ないようにする事が一番の得策かもしれませんが、子供にとって悪い事だけなのかと言ったら、そうでもありません。
そこで、影響を対処しながら、上手にスマホを活用できる方法をご紹介!どんな危険性があり、どうすれば対処する事ができるのか、徹底リサーチしていきます。
3歳児がスマホ視聴した場合、視力低下するの?影響まとめ
子どもの視力低下が一段と進み、1.0未満は小学生の3人に1人、中学生は5割を超えるとの調査結果です。デジタル機器の利用増加が関係しているとの見方もあります。対応策が必要です。詳細は→ https://t.co/mYe2BsvRxW pic.twitter.com/MvDfdN0Hso
— 清水功哉(日本経済新聞) (@IsayaShimizu) May 30, 2021
子供の視力は、6歳までに発達すると言われています。
幼い子供の目は、未発達である為、スマホなどの視聴によって、ピントが合いづらくなってしまったり、眼球運動の低下を引き起こし、視力低下に繋がるそうです。
では、具体的にスマホがどう視力低下に影響しているのか、詳しく解説していきましょう。
ブルーライトの影響
スマートフォンや、アイパッドには、『ブルーライト』という青色光が入っています。
この光は、波長が短い為、網膜や角膜まで到達してしまう強いエネルギーを持っています。その為、未発達である幼い子供の目は、より強いダメージを受けやすいのです。
また、ブルーライトは、目だけでなく、脳や体にも影響します。
身体が太陽光だと錯覚し、起きるスイッチが作動してしまい、睡眠障害が起きるなど色々な影響を及ぼしてしまうのです。
近視になる危険性
子供の近視は、遺伝が原因であると言われていると共に、近年、そうでない子供にも近視が増加しています。
近視とは、遠くのものが見えづらくなる視力の異常です。その原因としてあげられているのが、至近距離でのスマホや、アイパッドの視聴です。
30cm以内の至近距離での、30分以上の視聴は、近視を進行させてしまいます。特に幼い子供は、スマホを手にすると、没頭して視聴する傾向にある為、近視になる条件に当てはまってしまうのです。
ものを立体的に見る機能への影響
スマホなどの影響によって、ものを立体的に見られない事が懸念されています。
その原因としてあげられるのが斜視です。先程のツイートでも見られましたが、斜視とは、ものを立体的にみられない事に加えて、動きや、距離感も捉えにくくなってしまう目の異常です。
斜視になる要因もまた、画面との距離の近さや、長時間の視聴が原因だと言われています。
3歳児のスマホ視聴で視力を低下させない対策は?
上記でご紹介したスマホが及ぼす影響を元に、対策を考えていきましょう。
視聴距離、時間を決める
幼い子供は、時間配分が難しい為、一度スマホを手にすると、時間を忘れて没頭してしまいます。
モニターとの距離は、30cm以上離す事を心がける事と、寝転んでの視聴は、距離が近くなりやすいので注意が必要です。
1回の視聴時間を、45分~1時間程度にとどめるようにすると良いです。
ブルーライトカットの眼鏡をかける
嫌がって外してしまうかもしれませんが、ブルーライト眼鏡をかける事は、とっても有効です。
視力の低下を守るべく、目の奥に存在している、ルテインという物質は、ブルーライトをカットする役割を担っていますが、ブルーライトを浴び続けるとルテインが減少して、その役割を果たせなくなってしまいます。
スマホから目を離し、遠くを見て休憩する
1日での視聴時間は、4時間が限度と言われています。では毎日ОKかというとそういう事ではありません。
もし、やむを得ず1日に何回も視聴する場合は、時折休憩をはさみ、外の自然に触れたり、遠くを見させるなど画面から離す時間を作るようにすると良いです。
3歳児のスマホ視聴で視力を低下させない為の上手な付き合い方は?
そんな事言ってもなかなか実践するって難しい……筆者もそうです(汗)『もう時間だからやめようね。』と語りかけても、泣き叫んで全力で拒否を繰り出され、『辞めなさい!(怒)』と一喝して更に号泣という事態に陥る毎日です……。
どうしたらお互い気持よくルールを守る事かできるか自問してしまいますよね。
危険な影響もあるけど、使い方によってはとっても便利なスマホ。現に言葉を覚える早さや、想像力、知識など、ユーチューブなどから学ぶ事も多いですよね。上手に活用しながらルールを守れる方法を考えていきましょう。
①使用しているスマホにタイマーをかける。
3歳の子供を含む幼い子供は、音がするものに反応しやすく、興味を示す傾向にあります。『この音がなったら、おしまいね。』と声掛けをし、怖がらないような面白い音などを選択して、タイマーをかけると、子供でも分かりやすく、音によって、興味の対象をそらす事ができます。
②テレビで視聴するようにする。
最近のテレビは、ユーチューブチャンネルなどが内蔵されている事が多いので、テレビで視聴する事で、距離の近さを改善する事ができます。
うちのテレビそんな機能ないわ(泣)というご家庭も安心してください。クロームキャストや、Amazonスティックなど、ケーブルを繋いで、スマホからテレビに映し出す事ができます。
繋げ方も、操作もとても簡単でおすすめです。
③合間に外遊びをする。
『これ少し見たら、お外で遊ぼうか。』とスマホを視聴し終えた後の楽しみを作って、提案するのも良いですね。子供って『今度ね。』と言った事をいつまでも覚えていませんか?
我が家の息子も、この暑さからプールで遊びたい!と言い出したのですが、“今度のお休みにね”と数日前に言った事を毎日にように訴えてきます。スマホを見た後に、プールや、外遊びができると思う事で、スムーズにスマホを離す事ができます。
親御さんも覚悟(暑さの中、シミを気にしながら遊ぶ、体力確保など)が必要ですが、我が子の視力を守る為、外遊びを是非提案してみてください。
まとめ
スマホが目に悪い事は、分かってはいるけど、晩御飯の準備時や、病院での待合(スマホの電源を切らなきゃいけない病院や、病棟は×)などスマホがあるととても重宝しますし、使い方によってはとても便利ですよね。
筆者も毎日格闘の日々ですが、息子と一緒に話しながら楽しめるコンテンツや、視聴方法を実践してみようと思います。なかなか難しい事ではありますが、視聴時間を決めて、お互いに理解し、習慣化できると良いですね。
子供の視力は6歳までと聞いて、不安になった皆様。今からでも遅くありません。上手な活用方法で、一緒に子供たちの目を守っていきましょう。